格安で家具を調達する話

2011.11.18

二〇〇八年夏、家具類の相見積もりを実施しだのだが、これが想像以上に楽しかったので、実況報告をしてみたい。理事会では、二回目の大規模修繕に合わせて、新しい家具類を購入することに決めていた。ただし工事費が膨らんで、予算を1000万円以上も超えてしまったために、家具に回せる予算はタックの五〇万円しか残っていない。これでスツール四脚、テーブル二台、イスニ脚、そしてソフ。セットを一組購入しようというのである。

[参考サイトのご紹介]
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そりゃムリだ。誰が考えたってそう言うだろう。そのムリを承知でアイディアを絞って、なんとか解決してしまうというのが醍醐味なのである。まずはスツールとテーブルだ。新たに設置した暖炉の前で寛ぐために、四脚の大型スツールとテーブルが欲しい。ただし繰り返すが、家具類の購入予算は五〇万円しか残っていないのである。建築士によると、本革張りの家具は良いけれど、こまめな手入れが必要な上に、数年経つとヒビ割れやカビが発生する可能性が高いという意見だった。スツールの表皮の材質としては、むしろ合成皮革のほうが良いのではないか、というのである。今は合成皮革も進歩しており、耐久性が高いうえに、ある意味では本物よりも優れた手触りのものが開発されているのだ。私は建築士と一緒に、オシャレなことで知られる高級家具の大規模ショールームを訪れてみた。だが、さすがは高級家具店。我々のイメージに似た品物は、たしかにあることはあるのだが、どれも合成皮革ではなく本革張り。値段は安くても一脚一四万円からだという。これではスツール四脚買っただけで、すでに予算オーバーだ。ただ、ショールームに行ったことはムダではなかった。現物を見るまでは、六〇センチ角のスツールを買おうと建築士と話をしていたのだが、似たような品物にいくつも座ってみたことによって、もっと大きなスツールのほうがずっといいね、と、臨機応変で計画を変更できたからである。その時、建築士は言った。「オーダーメードで作りましょう。店舗用の家具の業者を使って……」